【GoogleアナリティクスでWebサイト改善】ランディングページの直帰率を下げる

Webサイト(ホームぺージ)を改善するためにはGoogleアナリティクスの活用が不可欠です。

Googleアナリティクスを活用することで、Webサイト(ホームぺージ)が抱える具体的な課題を発見することができます。

Webサイト(ホームぺージ)改善の第一歩は、Googleアナリティクスの基本を理解すること。

本記事が、皆さまのサイト改善の一助となれば幸いです。

今回は、Googleアナリティクスを使いランディングページ(ユーザーがサイトに訪問した際に入り口となったページ)の直帰率を確認する方法、そして改善が必要なページの直帰率を下げる方法を考えていきたいと思います。

ランディングページの直帰率が高い=入り口ページのみを閲覧して離脱する訪問ユーザーが多いということになります。すなわち、ランディングページの直帰率を下げることがサイト全体の回遊率を上げる結果となり、結果としてサイト全体のPVが伸びます。

従って直帰率はサイトを改善するために非常に重要な指標といえます。

サイトを改善するにあたり、どこから手をつけて良いか分からない方は、まずこのページに書かれていることを試してみてください。



直帰率とは

まずは「直帰率」についてご説明します。

1セッション(訪問)で1ページしか閲覧しなかった訪問を直帰、その数をセッション数(訪問数)で割ったものを直帰率と言います。

直帰率が高くなる主な理由としては「コンテンツが期待外れだった」「次の情報を得るための導線が不十分である」など、訪問ユーザーを満足させられなかったことが挙げられます。

しかしながら、FAQページなど1ページで完結し、かつユーザーがそのページのみを見ることで疑問や悩みを解決できるようなページも直帰率は高くなります。

直帰率は、サイトやページの種類、内容により評価の仕方が異なりますので注意が必要ですが、1ページで完結するページでない限りは、数値が低いほうが良い指標といえます。

ランディングページの直帰率を確認する

Googleアナリティクスでいうところの「ランディングページ」とは、ユーザーがサイトに訪問した際に入り口となったページのことを指します。(文字通り“ランディング(=着地)”ページです)

※商品やサービスを販売するための縦長のページも「ランディングページ」と呼びますが、ここでの意味とは異なりますのでご注意ください。

ランディングページの直帰率を確認する方法は以下の通りです。

操作手順【レポート】>【行動】>【サイトコンテンツ】>【ランディングページ】

ページビュー数の上位10件の中でも、直帰率が21.54%から79.47%まで大きく差があることが分かります。

「加重並べ替え」で改善が必要なページを見つける

それでは、ここからは改善が必要なページを探していきましょう。

直帰率が高いページから改善していくことになるのですが、直帰率が高くてもセッション数の少ないページは改善しても効果は限定的です。

ページの改善の優先順位が高いのは「セッション数が多く、かつ直帰率の高いページ」です。これらを抽出するために「加重並べ替え」を行い、重要性に基づいてパーセント値のデータを並べ替えます。

「直帰率」の文字をクリックしパーセント値の高い順に並べ替えた後、「並べ替えの種類」で「加重」を選択します。

「加重」を選択すると、セッション数が多く直帰率の高いページ、つまりページ改善の優先順位が高い順に並び変わります。

上から順番にページの改善を行えばよいのですが、どのような改善が必要であるかをより具体的に把握するために、この解析データをさらに深掘りしていきます。

セカンダリディメンションを使用して解析データを深掘りする

まず、解析データを深掘りするために「セカンダリディメンション」を設定します。

ディメンション

ディメンションとはGoogleアナリティクスにおける分析軸のこと。Googleアナリティクスの各レポートの一番左の列に表示される「ランディングページ」「参照元」などを指しています。(下記表の赤枠の部分)

「セッション」「直帰率」などの「指標」(下記表の青枠の部分)とは異なりますのでご注意ください。

Googleアナリティクスではこのディメンションを2つまで設定することができます。1つめのディメンションは「プライマリディメンション」、2つめのディメンションを「セカンダリディメンション」と呼びます。

デバイスごとのデータを比較

実際にセカンダリディメンションを設定してみましょう。

今回は、デバイスごとに直帰率等の数値を確認します。

まず、「ランディングページ」の列の一番上に表示された青文字のページ名(ファイル名)をクリックします。
(このページが最もページ改善の優先順位の高いページです)

表示されたページで「セカンダリディメンション」のプルダウンメニューから「デバイス カテゴリ」を選択します。(図にあるように「デバイス」という単語で検索すると楽です)

デバイスごとの直帰率他の数値を確認することができます。

「デバイスカテゴリ」の表示について

desktop:PC端末

mobile:スマートフォン

tablet:タブレット

セグメント機能でさらにデータを絞り込む

さらに「セグメント」機能でデータを絞り込んでいきます。

セグメントとはレポートの数値を特定の条件で絞り込む機能のことで、デバイス(PCやスマートフォン)、ユーザー(新規ユーザーとリピーター)といった軸でサイトの解析データを絞り込むことができます。

新規ユーザー/リピーターのデータを比較

続いて、デバイスごとに新規ユーザー/リピーターの直帰率を比較いたします。

New Visitor(新規ユーザー)

過去2年以内にサイトを訪問したことのないユーザーの最初の訪問。次回以降の訪問からは「リピーター」としてカウントされる。

Returning Visitor(リピーター)

過去2年以内にサイトを訪問したことのあるユーザーの訪問。訪問のたびにカウントされる。

先ほどと同様に「+セグメントを追加」をクリックし、「新規ユーザー」「リピーター」を選択します。

スマートフォン、PC、タブレットそれぞれの「新規ユーザー」「リピーター」の直帰率等が確認できます。

具体的なページ改善方法

ここからはこれまでの解析データを使い、具体的にどこに注意しながらページを改善していく必要があるか考えていきたいと思います。

先に述べた通り、このページは改善の優先順位が最も高いページなのですが、どの部分に注意しながら改善すべきなのかご説明いたします。

必要な部分のみ抜粋します。

セッション 直帰率 ページ/セッション 平均セッション時間
mobile
(スマートフォン)
新規ユーザー 165 (49.85%) 81.21% 1.93 00:01:15
リピーター 25 (56.82%) 88.00% 1.60 00:02:37
desktop(PC) 新規ユーザー 145 (43.81%) 80.00% 1.81 00:01:28
リピーター 16 (36.36%) 68.75% 3.94 00:04:04
tablet
(タブレット)
新規ユーザー 21 (6.34%) 57.14% 2.67 00:03:27
リピーター 3 (6.82%) 100.00% 1.00 00:00:00

※セッションの割合が6%台しかないタブレットに関する説明は省きます。

まずは「直帰率」の確認から。

新規ユーザー、リピーターともPCユーザーよりスマートフォンユーザーの直帰率のほうが高くなっています。

しかし前述の通り、通常はスマートフォンユーザーの直帰率はPCユーザーより高めとなりますので、この部分に関して言うなら、特に意識する必要はないかと思います。

「ページ/セッション」は新規ユーザー>リピーターに、逆に「平均セッション時間」は新規ユーザー<リピーターになっています。(PCユーザー[リピーター]の数値は分母が少ないことから一部ユーザーの行動が大きく影響している可能性がありますので、このような場合は期間の設定を変更するなどの対応をしてください)

このことからまず考えられるのは、

新規ユーザーにとって、ページの遷移は分かりづらくないものの、訪問ユーザーの満足するコンテンツではないのではないか

または、遷移先のページが訪問ユーザーが探していたコンテンツではなかったのではないか

ということ。

  • 検索結果とランディングページの内容がマッチしているか
  • 遷移先のページのコンテンツは訪問ユーザーが望んでいるものか

このあたりに気をつけつつ、ページの改善に取り組むと良いでしょう。

また、ページを改善するにあたっては、同じサイト内の直帰率の低いページを参考にするのも良いと思います。ただし、直帰率の低いページには目次ページなどといった、他ページへのリンクの一覧となっているページもあり、当然それらのページは次のページへ遷移(つまり直帰しない)することが多くなりますので、「直帰率が低いページ=優れたページ」と安直に考えず、総合的に判断する必要があります。

ページごと(月ごと)の直帰率の推移を確認する

Googleアナリティクスの解析データを元にページを修正した後は、直帰率の推移を確認しましょう。

このときにも「セカンドディメンション」を使用します。

先ほど、セカンダリディメンションを設定する際に「デバイス カテゴリ」を選択したプルダウンメニューで「月(年間)」を選択します。

表示された「月(年間)」の文字をクリックすると、新しい順にデータが並び変わります。

直帰率の推移をグラフで見たい場合は、画面左・グラフ横のプルダウンメニューで「直帰率」を、右で「月」を選択します。

このように、視覚的に分かりやすい形で直帰率の推移を把握することができます。

(直帰率以外の指標も選択可能ですので、いろいろと試してみてください)

まとめ

もっと細かくデータを解析すれば、サイトやページが抱える課題も、そしてページの改善内容もさらに具体的になってきますが、Googleアナリティクスを使ったページ改善をこれから開始するといった方は、まずこの程度から始めてみるのが良いかと思います。

まずはGoogleアナリティクスの解析データを元にページを改善していく、という一連の作業に慣れることが第一です。




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